世の中の女性で、生理痛や生理前のいらいらなどのPMSに悩む方はたくさんいらっしゃると思います。辛いPMSですが、何とか改善する方法はないものか、良いものがあったら試してみたいと考えていることもあるでしょう。
このような場合、DHAやEPAを摂ると症状が改善される可能性が高いです。
いったいどうしてDHAやEPAでPMSが解消されるのでしょうか?
今回は、DHAやEPAを摂ると生理痛や生理前のいらいらが改善される理由をご説明します。

プロスタグランジンの分泌を抑制する?


DHAやEPAというと、血液サラサラ効果が有名です。これらを摂っている人は、中性脂肪の値が高い人や、健康診断の結果を気にしている人、シニア世代の人、というイメージがあります。
しかし、DHAやEPAの作用はそれだけではありません。生理痛などのPMSに悩む女性にもおすすめできるのです。
それは、生理痛などが起こる仕組みと関係します。

生理になると、「プロスタグランジン」という物質が活発に働きます。
プロスタグランジンには子宮を収縮させる作用があり、子宮を収縮させることによって子宮内膜をはがし、要らない血液を子宮内から外へと排出させているのです。
子宮は元来の性質としては血流が良くないものなので、プロスタグランジンは強く子宮を収縮させて、血液を外へ押し出さないといけません。ところが、このように強く収縮するので、生理痛が起こってしまうのです。
冷え性などになっていると、普通より血流が悪いので、より強くプロスタグランジンが働いて生理痛が酷くなりますし、生理痛が起こる期間も長くなってしまいます。
生理痛が酷い人とそうでない人を比べると、痛みが酷い人の方がプロスタグランジンの部分泌が多いという結果も確認されています。

ここで、DHAやEPAを摂ると生理痛の原因になるプロスタグランジンを抑制する効果があるので、効果的に生理痛を和らげることができます。

血行が良くなることは生理痛改善につながる?

DHAやEPAに生理痛改善効果があるのは、プロスタグランジン抑制効果だけが理由ではありません。

DHAやEPAは冷え症の人に効果的!

生理痛の原因は、プロスタグランジンの活発化ですが、これは冷えと密接な関係があります。
プロスタグランジンは、血流が悪い子宮を強く収縮させるために活発に働くものですが、血流が悪い人の場合、より強く働いてしまいます。そうなると、生理痛は当然酷くなります。

そして、身体が冷えている人は全身に血液が巡りにくいので、当然子宮の血流も悪くなり、収縮させるのが大変になります。すると、プロスタグランジンが強く働くことになって、やはり生理痛が酷くなるのです。
このように、冷え性の人はそうでない人よりも生理痛が酷くなる傾向があります。

参考:DHA・EPAは冷え性改善や足のむくみ改善に効果的?

ここで思い出していただきたいのですが、DHAやEPAには血液をさらさらにする効果があります。DHAは血管を柔らかくすることなどによって血液の流れを良くする作用がありますし、EPAは血栓を取り除くなどして、より直接的に血液をさらさらにすることができます。

このようにDHAやEPAが血液をさらさらにすると、血流が良くなるので冷えが改善されます。そうするとプロスタグランジンが活発に働く必要がなくなり、生理痛が緩和されるのです。

DHAやEPAは中性脂肪値が高い人にも効果的!

また、プロスタグランジンは中性脂肪が高い人の場合にも活発に働きます。
それは、中性脂肪がプロスタグランジンの原料になるからです。たとえば、脂肪分を取り過ぎるとプロスタグランジンが活発に分泌されるので、甘いものや脂肪分が多いものが好きな女性はプロスタグランジンがたくさん分泌されて生理痛が酷くなりやすいです。
ここで思い出していただきたいのは、DHAやEPAには中性脂肪を減らす効果があることです。

参考:DHA・EPAサプリには中性脂肪を下げる効果があるの?

そこで、DHAやEPAを積極的に摂取することによって、プロスタグランジンの原料である中性脂肪が減るので、結果的に生理痛が改善されます。

生理痛の薬とDHA・EPAサプリはどっちがいいの?

生理痛が酷い人は、生理痛を緩和するために痛み止めなどの薬を飲んでいる人が多いです。
このように薬を飲むと、一気に生理痛を解消することができるので、もはや手放せなくなっている人も多いでしょう。
実際、生理痛の薬とDHAやEPAのサプリは、どちらが効果的なのでしょうか?
この点、即効性という点では、DHAやEPAのサプリよりも痛み止めの方が効くかもしれません。

しかし、薬には副作用もあります。また、生理痛に効果的に効く痛み止めは、かなり強い薬です。このようなものを毎月のように継続的に飲んでいると、身体に耐性ができてだんだんと効かなくなってきてしまうおそれがあります。そうなると、将来大けがをしたときなど、本当に痛み止めが必要なときに痛み止めの薬が効きにくくなって、大変なことになるおそれもあります。
この点、DHAやEPAは自然の成分ですし、これらを継続的に飲んでいたからと言って、健康的になることはあっても不健康になることはありません。
むしろ、DHAやEPAサプリによって、身体の冷えを改善し、中性脂肪を減らすなど、身体の中から根本的に体質改善することの方が、長い目で見ると生理痛の改善に効果的とも言えます。
このようなことからすると、生理痛の緩和のためには痛み止めよりDHAやEPAのサプリの方がおすすめです。
今、生理の際の生理痛が辛いと言う方は、まずはDHAやEPAのサプリを毎日飲むことを試してみることをおすすめします。

生理前のイライラなどPMS症状を改善?

生理のPMSの症状は、生理痛だけではありません。よくあるのが、生理前のイライラです。何となく気分がいらついてしまい、コントロールができなくて困る、という方も多いでしょう。
このような生理前のイライラにも、DHAやEPAが効果的です。
特にDHAには、人間の心を静める作用があると言われています。
DHAは、脳への入り口である血液脳関門という場所を通り抜けて、脳に到達することができる成分です。EPAは血液脳関門を通り抜けることができないので、この点ではDHAとEPAは異なります。
そして、DHAは脳に到達すると、神経伝達物質に働きかけてその活動を促進します。

参考:DHAとEPAの違いは?一緒に摂取すべき?相乗効果があるの?


脳にはセロトニンという神経伝達物質があり、これは人間の心を落ち着かせる作用があると言われています。実際、セロトニンはうつ病などに効果があるとされていて、うつ病の薬などにも利用されています。
ここで、DHAは効果的にセロトニンに働きかけて、心を落ち着かせる効果があると言われています。

このDHAの作用については、いくつか実験や実証が行われています。
たとえば、魚をよく食べる国では、あまり食べない国と比べて自殺率が低いと言われています。また、DHAを多く与えるグループとDHAを与えないグループに分けて継続的に観察を行った結果、DHAを多く与えたグループの方は攻撃性が低下したという実験結果もあります。

このように、DHAには人間の気持ちを静めたり落ち着かせたりリラックスをさせたりする効果が期待できます。
生理前に気分がイライラしてしまう人は、DHAを摂ると、そのリラックス効果によって気分が落ち着いてイライラが改善する可能性があります。
しかも、DHAやEPAには肌荒れ改善やニキビ予防、乾燥肌改善やアンチエイジングなどの美容効果もあります。

参考:DHA・EPAにはニキビ・しみ・肌荒れ改善など美肌効果が期待できる?

DHAやEPAは、女性にとってうれしい効果が詰まっている成分だと言えます。
PMSに悩んでいる人はもちろんのこと、他の女性の方にも是非ともおすすめしたいです。

まとめ

このように、DHAやEPAには効果的に生理痛を緩和する効果があります。また、生理前のイライラも抑える効果が期待できますし、美容効果まであります。
DHAやEPAを摂取するとき、魚だけから必要量を摂るのは難しいですが、サプリを使うと手軽に1日の必要量を摂取出来ます。
今、生理前や生理中のPMSに悩んでいるなら、一度、DHA・EPAサプリを試してみることをおすすめします。