血液がドロドロになると、血栓などもできやすくなり、動脈硬化になりやすく、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクも高まるので危険です。ドロドロになってしまったら、血液をサラサラにしないといけませんが、そのためにはどのような方策をとると効果的なのでしょうか?飲み物で血液の状態を改善することができたらとてもありがたいです。
そこで今回は、血液をサラサラにしてくれる飲み物と、その仕組みについて調べてみました。

水分不足はドロドロと関係ある?

そもそも飲み物によって血液をサラサラにする効果など期待できるのでしょうか?飲み物は水分です。そこで、血液をサラサラにする飲み物をご紹介する前提として、水分摂取と血液サラサラの関係についてご説明したいと思います。

実際、水分不足になると、血液はドロドロになりやすいです。このことは、血液の成分を考えてみるとわかりやすいです。
血液は、「液」です。液なので、血管の中を流れることができているのです。
正確には、赤血球や白血球、血小板などの物質が血液内を流れているので100%が水分ではありませんが、血液の成分の多くは水分です。
そして、血液が血管内をスムーズに流れるためには、水分をある程度多く含んでいる必要があります。水分量が減ると血液がドロドロになって血液の流れが悪くなる、という関係になります。
そこで、水分不足は血液ドロドロにつながります。普段十分に水分をとっていない人は、気づかない間に血液がドロドロになっているおそれもあります。血液をサラサラにしたいなら、まずは十分な量の水分を摂取するところから始めましょう。
ただし、水分とは言っても、糖分を多く含んだジュースや炭酸飲料などは逆効果です。これらに含まれている糖質が血液中に流れ出ると、血液はかえってドロドロになってしまうからです。
また、コーヒーには利尿効果があるので、コーヒーを飲むとかえって血液中の水分が失われてしまいます。そこで、血液をサラサラにしたいなら、コーヒーも控える方が良いでしょう。

緑茶・麦茶

次に、血液をサラサラにしてくれる代表的な飲み物をご紹介していきます。
まずおすすめしたいのが、お茶です。お茶の中でも緑茶や麦茶は、非常に血液サラサラ効果が高いです。

  • 緑茶

緑茶には、カテキンという物質がたくさん含まれています。カテキンは、消化酵素の働きを鈍らせるはたらきをしますが、このことによって消化のスピードが落ちて、血糖値が急激に上がりにくくなります。血糖値の急激な上昇は中性脂肪の原因になりますが、中性脂肪は血液ドロドロの犯人なので、血糖値の急激な上昇を抑えて中性脂肪の増加を抑えるカテキンには、血液ドロドロを予防する効果があります。
また、カテキンには血液ドロドロの原因になるコレステロール値を下げる効果もあります。そこで、緑茶を飲むと、効果的に血液サラサラを目指すことができます。

  • 麦茶

次に、麦茶もおすすめです。麦茶には、アルキルビラジンという物質が含まれています。アルキルビラジンには血小板の凝集作用を抑制して、血液の流れを向上させる効果があります。アルキルビラジンの血液サラサラ効果については、食品会社による実験によっても明らかにされていて、麦茶を飲むと、だいたい1時間くらいでその効果が顕れるとされています。
また、麦茶にはGABAという成分も含まれています。GABAは、腎機能を向上させて、血液中の塩分を効果的に排出させる働きをします。そこで、血液ドロドロの原因になる高血圧を予防し、中性脂肪を下げることができるのでやはり血液サラサラ効果があります。
このように、緑茶や麦茶などのお茶類には血液サラサラ効果が高いので、毎日の食事の際などに積極的に飲むことをおすすめします。

お酢

血液サラサラ効果の高い飲み物として次におすすめしたいのが、お酢です。
お酢は、クエン酸という物質をたくさん含んでいます。クエン酸は、人間の体内の乳酸を減らす効果を持っています。乳酸は、血液を凝固しやすくする働きをするので、クエン酸が乳酸を減らす効果は、血液サラサラにつながります。
クエン酸は、人間の体内で「クエン酸ソーダ」という物質に変化しますが、クエン酸ソーダは抗酸化作用を持っているので、血液を酸性からアルカリ性に変えて、元のサラサラの状態に戻してくれるのです。このクエン酸の抗酸化作用は、医療面でも実用化されているものです。例えば、輸血用の血液は凝固されると困るので、クエン酸ソーダを混ぜています。
なお、お酢には疲労回復効果があるとも言われます。これは、人間は、疲れると筋肉に乳酸が溜まって疲労を感じるところ、お酢に含まれるクエン酸が乳酸を減らすと疲労を感じにくくなるからです。
お酢は飲み物とは言っても、そのまま飲むのはかなり厳しいので、飲むなら黒酢などの飲みやすいものを毎日少しずつとるようにすると良いでしょう。
料理や調味料に積極的に取り入れるようにすると、摂りやすくなります。

ワイン・ココア

ワインは赤ワインがおすすめ

ワインやココアにも、血液サラサラ効果があります。
まず、ワインにはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールはブドウの皮の部分に多いので、白ワインよりも特に赤ワインの中にたくさんのポリフェノールが存在しています。
そして、ポリフェノールには、抗酸化作用があるので血液を酸性からアルカリ性に変えてくれます。血液が酸性になると、血液や血管が老化して動脈硬化などにつながりますが、ワインのポリフェノールの抗酸化作用により血液をアルカリ性に戻すことで、血液ドロドロを予防することができます。
また、ワインを長期間熟成すると、アミノ酸を多く含むようになります。アミノ酸にもポリフェノールと同様に抗酸化作用を持つので、血液ドロドロ予防効果があります。
さらに、ワインはミネラル分も豊富ですが、その中でもマグネシウムという物質が血液サラサラに役立ちます。マグネシウムはインスリンの分泌を促進する働きを持っていますが、インスリンは血糖値を下げる物質なので、インスリンが分泌されることが血中の血糖値を下げることにつながりますし、血圧を低下させる作用も持っています。
赤ワインにはプロアントシアニジンという物質がたくさん含まれていますが、これにも強力な抗酸化作用があるので、血液をより効率的にサラサラにする効果があります。
血液サラサラ効果を狙ってワインを飲むなら、白ワインより赤ワインの方がおすすめです。

ココアのポリフェノールに注目

次に、ココアを見てみましょう。
ココアには、カカオポリフェノールというポリフェノールの1種である物質が多量に含まれています。カカオポリフェノールには、血液の流れをスムーズにする働きがあることがわかっており、研究機関によっても実証されています。
また、ワインに含まれるポリフェノールと同様、カカオポリフェノールにも抗酸化作用があるので、血液や血管の酸化を防いで血液をサラサラにすることができます。
ります。
このように、ワインやココアも非常に効果的に血液サラサラを実現してくれるので、日常で積極的に摂っていきたい飲み物です。

血液をサラサラにしてくれる食べ物・食材・成分は?その仕組みは?も参考にどうぞ。

まとめ

以上のように、血液サラサラ効果のある飲み物は、身近に意外とたくさんあります。
緑茶や麦茶、ココアなどは毎日でも飲める飲み物ですし、お酢も料理に取り入れたら、簡単にとることができます。ワインを飲むときには、赤ワインを飲むようにすると良いでしょう。
今回の記事を参考にして、血液サラサラに効果のある飲み物を飲んで、効果的に動脈硬化などの恐ろしい病気を予防しましょう。