血中で悪玉コレステロールが増えると、さまざまな不調が起こります。たとえば動脈硬化も起こりやすいですし、脳梗塞や心筋梗塞にもなりやすくなってしまいます。
このように恐ろしい悪玉コレステロールを下げるためには、どのような飲み物を飲むと効果的なのでしょうか?今回は、悪玉コレステロール値を下げるのに効果的な飲み物をご紹介します。

お茶・杜仲茶・紅茶

コレステロールを下げる飲料としておすすめなのは、お茶類です。
緑茶や麦茶、杜仲茶や紅茶など、いろいろなお茶にはコレステロールを下げる効果があります。しかも、お茶なら毎日の食事でもとても摂りやすいです。

麦茶

おすすめしたいのが、麦茶です。麦茶には、アルキルピラジンという成分が含まれています。麦茶の独特の香りはこのアルキルピラジンによるものですが、この物質には血液をサラサラにするはたらきがあります。
また、麦茶にはGABAという物質も含まれています。GABAはアミノ酸の1種ですが、抗ストレス作用があり、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールの数値を下げる働きをしてくれます。さらに、腎臓の働きも活発にしてくれますし、高血圧予防の効果も持っているので、健康維持に総合的に役立ちます。

杜仲茶(とちゅうちゃ)

杜仲茶は、お茶の中でもコレステロールを低下させる効果の高いものです。杜仲茶については、ラットを使った実験も行われています。その実験では、高脂肪の餌を与えたラットと、高脂肪だけれども杜仲茶エキスが入った餌を与えたラットのグループに分けて、3ヶ月後に比較を行いました。すると、杜仲茶エキスが入った餌を食べていた方のラットは、内臓脂肪量の増加が杜仲茶エキスを摂っていないラットの半分程度になっていたのです。
さらに、杜仲茶にはアディポネクチンという物質が入っていますが、これによって血糖値を減らすことも可能です。
杜仲茶を毎日の食事に取り入れるなら、食前や食間に濃いめに入れて飲むと良いです。

紅茶

紅茶にも血中の悪玉コレステロール値を下げる効果があります。それは、紅茶に含まれるカテキンやテアフラビンの効果によるものです。
緑茶の項目でも説明しましたが、カテキンには血中の悪玉コレステロール値を下げる効果があります。また、テアフラビンはポリフェノールの1種ですが、ポリフェノールは抗酸化作用を持っていて、血管を健康な状態に保ってくれます。
また、紅茶に含まれるカフェインにも、脂肪を分解する効果があります。

ルイボスティー

ルイボスティーには、フラボノイドが含まれています。フラボノイドはポリフェノールの1種であり、コレステロール値を下げる働きをします。
また、ルイボスティーには抗酸化作用をもるSOD酵素という物質も含まれているので、動脈硬化などを防ぐ効果もあります。

ローズヒップティー

お茶類なら、ローズヒップティーもおすすめです。ローズヒップについても、マウスを使った実験が行われています。
その実験ではローズヒップのエキスを与えたマウスと与えないマウスのグループに分けて比較を行いました。結果、ローズヒップを与えた方のマウスは、血中のコレステロール値や中性脂肪値、血糖値が減少して、内臓脂肪も3割~4割くらい減りました。また、ローズヒップを与えない方のマウスは体重がどんどん増加しましたが、ローズヒップを与えたマウスはほとんど体重が増えませんでした。
ローズヒップティーを飲むなら、1日に2杯か3杯程度、食前か食間に飲みましょう。

コーヒー

コレステロール値を下げる効果がある飲料としては、コーヒーもおすすめです。
コーヒーには、多量のカフェインが含まれていることが有名です。カフェインには脂肪の分解をすすめるはたらきがあるので、血中の悪玉コレステロールを減らすことができます。
また、カフェインは中性脂肪を下げる作用も持っています。カフェインに含まれるリパーゼという成分が、消化酵素を活性化させて脂肪の分解を促進してくれるためです。
さらに、カフェインには利尿効果もあり、これによってむくみを解消することにもつながります。
次に、コーヒーにはクロロゲン酸という有効成分が含まれています。クロロゲン酸は、ポリフェノールの1種であり、善玉コレステロールを増加させて悪玉コレステロールを減らす作用をします。また、クロロゲン酸には善玉コレステロールの酸化を防ぐはたらきもしてくれるので、善玉コレステロールが積極的にはたらいて、悪玉コレステロールを吸収してくれます。クロロゲン酸を摂ると、動脈硬化だけではなくがんや糖尿病の予防にもなると言われています。
さらに、コーヒーにはコーヒーオリゴ糖という成分が含まれています。これにも、中性脂肪を減少させたり腸の働きを整えたりする効果があることが判明しています。
このように、コーヒーはコレステロール値の減少に非常に効果的な飲料なので、是非とも毎日の食生活に取り入れたいです。

赤ワイン

赤ワインも、悪玉コレステロール値の減少に役立つ飲み物です。
それは、赤ワインに入っているポリフェノールが悪玉コレステロールを抑制するからです。ポリフェノールは赤ワインの原料であるブドウの皮の部分に非常にたくさん含まれていますが、赤ワインは、ブドウを皮ごと搾って作るので、非常に多くのポリフェノールを含んでいるのです。その含有量は、白ワインの2.5倍にもなります。
1日の赤ワインの適正な摂取量は、グラス2杯(200g)くらいです。

最近はトクホ飲料も人気?

血中のコレステロール値を気にしているなら、トクホ飲料も試してみるといいです。
トクホとは、特定保健用食品のことで、消費者庁により、特定の健康効果があると認められた食品です。たとえば、食後の血糖値の上昇を穏やかにするものや、血圧が高めの人におすすめのものなどがあり、その中にコレステロール値が高い人におすすめのものがあります。
コレステロール値を下げてくれるトクホ飲料には、以下のようなものがあります。
サンスターの「緑でサラナ」は、ブロッコリーやキャベツなどの野菜に由来する天然アミノ酸を含有していて、悪玉コレステロールを減らしてくれます。
サントリーの伊右衛門特茶は、ケルセチン配糖体という物質によって中性脂肪を減らしてくれますが、このことによって血中の悪玉コレステロールも減ります。
マルサンアイの国産大豆の調整豆乳は、悪玉コレステロール値を下げる大豆レシチンを含んでいます。
伊藤園の、伊藤園2つの働きカテキン緑茶は、ガレート型カテキンという物質を含んでいますが、これにはコレステロールの吸収を抑えるはたらきがあります。
大正製薬のコレスケア キトサン青汁などの青汁系飲料もコレステロール値を低下させる効果があります。
ヤクルトカラダ計画コレステミンアセロラ味には、食物繊維やサイリウム種皮が含まれていて、腸の中でコレステロールと結びついてくれるので、コレステロールを下げてくれます。

悪玉コレステロール値を下げるのに効果的な食品・食べ物とは?も参考にどうぞ。

まとめ

以上のように、悪玉コレステロール値を下げてくれる飲み物は、非常にたくさんの種類があります。自分が生活に取り入れやすいものを選んで、毎日継続して飲んでいくと良いでしょう。