血液ドロドロは、健康の大敵です。血液がドロドロになるということは、血中のコレステロール値や中性脂肪の数値が高いということなので、さまざまな生活習慣病につながるおそれがありますし、酷いときには死に至る病気にかかることもあります。
血液はサラサラにしておきたいところですが、ストレスによって、血液がドロドロになるという話があります。そこで今回は、ストレスや性格が、ドロドロ血液の原因になることがあるのか、調べてみました。

ストレスがドロドロ血液につながる仕組みとは?

活性酸素が大量に発生する

そもそも、ストレスによって血液がドロドロになることなど、あるのでしょうか?血液は身体的な問題ですが、ストレスは精神的な問題ですから、両者に関係がないようにも思えます。
また、実際に、現代社会でストレスなしに生活している人などいないと言って良いでしょう。現代に限らず、どのような時代のどのような社会であっても、人間は一定のストレスを抱えて生きているものです。
ただ、ストレスが過度になると、血液がドロドロになりやすいということは真実です。
その理由を見てみましょう。
まず、ストレスが溜まると、体内に「活性酸素」という物質が大量に発生してしまいます。活性酸素とは、物質を酸化させる成分で、老化の原因になります。たとえばリンゴを切ると切り口が黒くなりますが、これは活性酸素の効果です。人間の体内でも同じことが言えて、活性酸素が増えて活発化すると、人間の組織や内臓が老化します。血中に活性酸素が増えると、血管や細胞膜などが酸化して変質してしまいます。

そこで、ストレスが溜まって体内での活性酸素の働きが活発化すると、血中の活性酸素が増えて血管の細胞壁などが傷ついてしまいますし、活性酸素によって白血球が酸化すると、粘着性が高まるので血液がドロドロになりやすくなります。

ストレスで血糖値が上がる

ストレスが血液ドロドロの原因になる理由がもう1つあります。

人間は、ストレスを感じると、交感神経が活発化して血管が収縮します。たとえば緊張を感じたり怒りや不安の感情を抱いたりしたときに、そうなっています。
そして、心臓の鼓動も早くなり、血圧や血糖値もあがります。
血液ドロドロというのは、血糖値が上がることも一因となるので、このことによって血液ドロドロにつながります。また、ストレスを抱えていると、神経が過敏になって夜眠りにくくなることも多いですが、人間は睡眠中に成長ホルモンが分泌されて中性脂肪を下げる働きをしていますが、睡眠不足になると中性脂肪が分解されなくなって、血液ドロドロになりやすくなります。
また、ストレスが溜まると胃腸の働きも落ちますし、血流が悪くなります。そうなると、血液が滞留してしまうので、血液がドロドロになりやすくなります。

1-3.ストレスが溜まりすぎ?チェックする方法

自分にストレスが溜まりすぎているかどうかについては、以下のようなチェック項目で調べてみると良いです。

  • 夜眠れない
  • 夜中に目が覚める
  • 朝起きられない、起きにくい
  • 食欲がない
  • 下痢と便秘を繰り返す
  • 気分がイライラする
  • 怒りっぽい
  • 気分が沈みがちである
  • 口内炎がすぐできる
  • 肩こりがひどい
  • 吹き出物ができやすい

このような症状があてはまるようなら、ストレスが溜まりすぎているかもしれません。上手にストレスを解消していく方法を考えた方が良いでしょう。

ストレスと血栓の関係とは?

ストレスと血液の関係には、「血栓」が関係します。ストレスが溜まると、血栓ができやすくなるおそれがあるからです。

血栓とは、血中で血小板が固まってしまった血の塊です。血栓ができても、何とか血液が流れていたらすぐに問題が起こることはありませんが、もともと狭い血管内に血栓ができたら血管が詰まってしまいます。脳に血栓ができると脳梗塞につながりますし、心臓に血栓ができると心筋梗塞につながります。
人間は、ストレスを感じると、自律神経やホルモンバランスが乱れて、血中のコレステロール値や中性脂肪値が上がります。血糖値も上がるので、血液がドロドロになります。そうなると、血管が傷つきやすくなり、実際に傷がつくと血小板が集まって血栓ができてしまいます。
このように、ストレスがあると、血中に血栓ができやすくなります。しかも、ストレスを感じていると、血栓が自然に溶けにくくなります。
血栓は、先ほども説明したような、命に関わる重大な病気につながるので、大変危険です。

ストレスは溜め過ぎないように

以上のように、ストレスが溜まるとどうしても血液がドロドロになりやすいですが、ストレスをためすぎないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
まず、何事にもリラックスをして取り組み、「ほどほどで良い」という考えを持つと良いです。完璧主義でいると、ストレスが溜まってしまいます。
また、お風呂に入るときにはぬるめのお湯にゆっくりつかってリラックスしましょう。
ストレスが溜まったと感じたら、仕事中でもふと息抜きをすると良いですし、ゆっくりと好きな音楽を聴く時間を作ったり、眠るときにアロマを使ったりすることなどもおすすめです。
食べ物からストレスを解消する効果も得られます。

にんじんやほうれん草などに多く含まれているβ-カロテンや、アーモンドやごまなどのビタミンE、血液サラサラ効果が高いとされているDHAやEPAがたくさん含まれている青魚を多く食べると良いでしょう。
食べ物から必要量を摂るのが難しい場合には、DHAやEPAのサプリメントを飲む方法もおすすめです。
毎日の少しずつの取り組みで、ストレスを徐々に減らしていきましょう。

性格によってドロドロ血液になりやすい?

それでは、人の性格によって血液ドロドロになりやすいことがあるのでしょうか?
人にはいろいろな性格があります。穏やかでマイペースな人もいれば、自分を殺して周囲に合わせるタイプの人もいます。
中でも、血液ドロドロになりやすいのは、競争心や人に負けたくないという気持ち、敵対心が強い性格の人です。このタイプの人は、負けず嫌いであったり、常に時間に追われているように感じていたりする人も多いです。
そして、このような性格の人は、心疾患にかかりやすいという研究結果があります。
それは、こういった競争心の強い人は、何かが思い通りにいかないと、怒りを感じやすく
で興奮しやすいためです。
怒りを感じると、人間の血圧が一気に上昇し、心拍数も上がって脳や心臓などの血管に大きな負担がかかってしまいます。そして、ストレスに対抗するため、血中の中性脂肪の数値や血糖値が上がり、血液がドロドロになります。

このように、負けず嫌いで時間に追われているタイプの人は、常日頃から血管に大きな負担がかかっている上、血液もドロドロになりやすいので心疾患にかかりやすいというわけです。
つまり、人の性格が血液ドロドロに影響しているのです。
自分が負けず嫌いで人への敵対心が強いと感じているなら、少しずつその考え方を変えることで、血液ドロドロを解消出来る可能性があります。

まとめ

以上のように、ストレスや性格が血液ドロドロにつながる可能性は十分にあります。血液をサラサラにして健康で長生きしたければ、なるべくストレスはためないことが大切です。
性格は、急には変えられないでしょうけれど、競争心が強い、負けず嫌い、怒りっぽいなど思い当たるところがあれば、改善していくように心がけましょう。
今回の記事を参考にして、上手にストレスと付き合いながら血液サラサラを目指しましょう。