血液がドロドロになると、血中のコレステロール値や中性脂肪、血糖値などが上がってさまざまな生活習慣病の原因になります。健康に生きるには、血液ドロドロにならないよう注意しないといけませんが、そのためにはどのような食生活を送れば良いのでしょうか?タバコやお酒が血液ドロドロに関係あるのかも知っておくと役立ちます。
そこで今回は、血液ドロドロの原因になる食事や食生活、血液ドロドロとタバコ・お酒との関係を調べてみました。

炭水化物・糖分の摂取しすぎ

血液ドロドロの状態になりやすい食べ物のことを理解するためには、そもそも血液ドロドロがどのような状態なのかを理解しておくと、わかりやすいです。
血液ドロドロとは、血液が流れにくくなっている状態のことです。
これは、具体的に言うと血中のコレステロール値や中性脂肪の量が多い状態です。血糖値が高いときも血液ドロドロになります。
血液が流れにくくなると、血中に血栓ができやすくなりますし、動脈硬化なども起こりやすいです。身体中に血液が行き渡りにくくなるので、代謝も悪くなりますし、冷え症などにもつながります。
このように、血液ドロドロの原因は血中のコレステロールや糖分、脂肪分なのですから、これらを生成する成分を取り過ぎると血液がドロドロになりやすいことになります。
そこで、炭水化物や糖分は、血液ドロドロにつながりやすいので、注意が必要です。
これらの栄養素には糖分がたくさん含まれているので、体内に入ると血糖値が上がります。たくさん摂りすぎるとかなり急激に血糖値が上がり、血液や血管に大きな負担をかけてしまうことになります。こうした炭水化物や糖分の過剰摂取が繰り返されると、血糖値が下がりにくくなって糖尿病になるおそれもありますし、血液はドロドロの状態になります。

炭水化物が多く含まれているのはご飯やパン、パスタやうどん、そば、ラーメンなどの食べ物です。


糖分が多く含まれているのは、お菓子やジュース、スイーツ類などです。
そこで、血液ドロドロになりたくなければ、これらの食べ物を食べ過ぎないことが大切です。炭水化物も糖分も人間の身体にとって必要な栄養素ですからまったく食べてはいけないという意味ではなく、適量を守りましょう、ということです。
これまでお腹いっぱいになるまで白いご飯を食べていた人は、腹八分目くらいにとどめるようにするだけで効果的に血液ドロドロ対策をすることができます。

肉・卵・油などの摂取しすぎ

血液ドロドロの原因になりやすい食べ物としては、肉や卵、油なども上げられます。
これらには、「飽和脂肪酸」という物質がたくさん含まれています。飽和脂肪酸は、常温で固まる性質を持っていて、血中に入ると血液をドロドロにする原因になります。
これらの飽和脂肪酸は、オメガ6脂肪酸という種類の脂肪酸ですが、これには悪玉コレステロールや中性脂肪を増やす働きがあります。


脂っこい食事を多くとりながら運動不足になってしまうと、血液はすぐにドロドロになってしまうので、注意が必要です。
血中の脂質が増えすぎている高脂血症の人の多くは脂っこい食事が原因になっているとも言われています。高脂血症になると、脂質が血管の中にくっついて動脈硬化になりやすくなり、大変危険です。飽和脂肪酸は肉類、卵、サラダ油などの油分に多く含まれています。反対に、青魚に含まれている不飽和脂肪酸は、血中のコレステロール値や中性脂肪値、血糖値を下げる効果があるので、積極的に摂っていきたい食べ物です。青魚に含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は、血液サラサラ成分として有名です。
今、肉類中心の食事になっている人は、それを青魚に置き換えていくだけでもかなり効果的に血液ドロドロを防ぐことができます。
ただし、不飽和脂肪酸ならどのようなものでも血液サラサラ効果があるわけではないので、注意が必要です。不飽和脂肪酸の中でも、「トランス脂肪酸」という脂肪酸がありますが、これは、血中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす作用をします。そこで、トランス脂肪酸を摂り過ぎると血液はドロドロになります。

トランス脂肪酸は、マーガリンや揚げ物、ファーストフードやスナック菓子などに多く含まれているので、これらの加工食品が好きな人は注意が必要です。

タバコとの関係

次に、血液ドロドロとタバコとの関係を見てみましょう。
最近では、タバコは万病の元のように言われており、禁煙のお店や場所なども増えています。タバコを吸うと、血液までドロドロになることがあるのでしょうか?

タバコを吸いすぎると、体内で「活性酸素」という物質がたくさん生成されます。

この活性酸素は、身体を酸化させて老化の原因になる成分で、血液中に入ると、悪玉コレステロールに働きかけて酸化させることにより、血液をドロドロにしてしまいます。悪玉コレステロールは、ただでさえ血液ドロドロの原因になりますが、酸化するとさらに悪性が増加してしまうのです。
また、タバコに含まれるニコチンは、血液中の血小板を凝固させる作用を持っているので、タバコを吸うと血栓ができやすくなります。
タバコには一酸化炭素が多く含まれていますが、一酸化炭素はヘモグロビンと結びついてしまうので、血中の酸素が足りなくなってしまいます。そうなると、血液中の赤血球が増やされるので、血管内がいっぱいになってしまい、血液の流れが悪くなります。
このように、タバコは、血液ドロドロ原因のオンパレードのようなものです。血液サラサラでいたいなら、タバコは吸わないのが一番です。

お酒との関係

それでは、お酒と血液ドロドロとの関係はどのようになっているのでしょうか?お酒はタバコとは違って、適量であれば健康に良いとされています。
実際、アルコールは百薬の長などと言われることもあります。
そして、アルコールには血管を拡張する効果があるので、適量を摂取した場合には血液を流れやすくさせる効果があります。適量のアルコールを摂取すると、ストレスを感じにくくなり、よく眠れるようになるなどの効果もあるので、これらの作用によっても血液がドロドロになりにくくなります。
しかし、適量を超えて飲み過ぎると、お酒も血液ドロドロの原因になってしまいます。
アルコールには利尿効果がありますが、これによって大量の尿が体外に排出されると、血中の水分が失われて血液がドロドロになってしまいます。また、アルコールは、脂肪分の吸収を促進する働きをして、血中の中性脂肪値を高くしてしまいます。さらに、アルコールを飲むときには肝臓で分解してもらいますが、毎日大量のアルコールを肝臓で分解させていると、肝臓が対応しきれなくなります。
肝臓はコレステロールを処理する器官なので、肝臓の機能が低下すると、結果的に血中のコレステロール値が上がってしまうのです。


さらに、アルコールを飲むときには、唐揚げやフライドポテト、ウインナーなどの油っぽい食事を摂ることが多いことも、血中の血糖値や中性脂肪値の増加につながりやすいです。
このように、お酒は適量なら血液に悪影響はありませんが、飲み過ぎると血液ドロドロにつながります。お酒が好きでも飲み過ぎには要注意です。何事も適量を意識して、健康的に生活を送りましょう。

参考:血液をサラサラにしてくれる飲み物は?その仕組みとは?

まとめ

今回は、血液ドロドロの原因になる食べ物や食習慣をご紹介しました。
炭水化物や糖分は、摂りすぎると血液ドロドロにつながるので、食べ過ぎには注意が必要です。肉や卵、油分も血液ドロドロの効果があるので、なるべく肉より魚を食べるようにすると良いです。タバコは百害あって一利なしで、血液ドロドロ作用も非常に強いので、これを機会に是非とも禁煙しましょう。
お酒は適量なら身体に良いですが、飲み過ぎるとやはり血液ドロドロになるので、適量を意識しましょう。今回の記事を参考に、血液サラサラを保って健康的に生活しましょう。