花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー症状で苦しんでいる人は年々増加傾向にあり、日本人の3人に1人、全国民の1/3が何らかのアレルギーを持っていると言われています。

花粉症に関しては、今や国民病と言われるくらい患者数が増加。
毎年春になるとスギ花粉やヒノキ花粉などに悩まされます。

アレルギー症状(特に花粉症)対して、乳酸菌が症状を改善する効果があると注目されていますが、実はDHA・EPAにもアレルギー症状を緩和させる作用があったのです!!

DHA・EPAというと、中性脂肪・悪玉コレステロールの減少作用、血栓予防、血液をサラサラにする、記憶力をアップさせるなどの効果のほうが有名で、DHAやEPAでアレルギー症状が緩和することが世間一般にも知られていないのが現状です。

なぜ、DHA・EPAがアレルギー症状を緩和できるのかを調べてみました。

そもそもアレルギー症状とは??

本来なら人体に無害である物質が、体内の免疫機能と反応することでおこるのがアレルギー反応です。

アレルギーと一言でいっても、特定の食品を食べることで起こる食物アレルギーや、植物の花粉が引き起こす花粉症(季節性アレルギー)、金属やゴムなどに触れて起こるアレルギー、空気中に浮遊しているホコリやダニ、犬・猫などの鱗屑を吸い込むことで起こる通年性アレルギーなど様々なアレルギーが存在します。

アレルギーの起こるメカニズム

アレルギーの発生は、アレルギーの原因物質 アレルゲンが体内へ侵入 → 身体が異物と判断→抗体(IgE)を生成 → 脂肪細胞と結合 → 最後アレルゲンが体内へ侵入 → 抗体と結合[*この時に脂肪細胞がヒスタミンがケミカルメディエーター(細胞から細胞へ情報伝達する化学物質)を放出]

このケミカルメディエーターが原因となりアレルギー症状を引き起こします。

アレルギーはなぜ増えた??

1970年代頃の日本では、アレルギーはとてもめずらしい症状でした。

アレルギー原因と考えられているのは以下の6つです。

  • アレルゲンの増加
  • 食生活の変化
  • 環境汚染
  • 衛生仮説
  • 腸内細菌環境
  • ストレス

アレルゲンの増加で考えられる原因

代表的なものがスギ花粉です。

スギ花粉症患者が離島を除く日本各地にのみ広がったのは、第二次世界大戦後、木材の需要が一気に高まり、農林水産省は拡大造林政策として、大規模なスギの植樹がされてきました。大量に植えたスギが成長し、一斉に花粉を放出したことが原因だと言われています。

食物アレルギー

食生活の変化もアレルギーを引き起こす原因として大きく関係しています。

私たちの祖父母の世代(昭和30年代頃)には食物アレルギーというものはほとんどありませんでした。
しかし、最近の子どもたちは食物アレルギーやアトピー性皮膚炎を患う子が多いです。

また、世界的にみてもアレルギーを発症する人が多いのは先進国です。
文明が発展のその裏でアレルギーが増えてきているのです。

その原因の1つと言われているのが食生活。

元々、日本人の食生活は、白飯に味噌汁、魚と漬物と行った質素ないわゆる日本食でした。
しかし、欧米の食文化が次々と入ってきてファストフードというものが広がり始めた頃から、アレルギーも増加してきたそうです。

DHA・EPAがアレルギーを緩和させる??

DHA・EPAは、アレルギーを引き起こす原因となる、ヒスタミン、ロイコトリエン、PAFという物質が過剰に生成されるのを抑制する働きをします。

体内にアレルゲンが侵入してくると、ケミカルメディエイター(ヒスタミン、ロイコトリエン、PAFなど)が、アレルゲンを排除しようと生成されます。
しかし、この時に異常にケミカルメディエイターを作りすぎてしまうことがあり、この状態がアレルギー反応を起こしている状態。

DHA・EPAには、ケミカルメディエイターを作らせないようにする働きがあるので、アレルギー症状を緩和することができるのです!!

DHA・EPA不足がアレルギーを引き起こす!?

動物性脂肪のリノール酸を多く摂取すると、アレルギーを引き起こすアラギドン酸が発生し、かゆみとなって身体に症状が現れます。
そして、DHA・EPAをを含むオメガ3系脂肪酸が不足するとアレルギーを引き起こしやすくなることもわかっていますので、アレルギーを持っている人は積極的にDHA・EPAを摂取することが大切です!

食生活にDHA・・EPAがサプリをプラスすることで、辛いアレルギー症状も改善されるなら是非試してみたいものです!!

青魚のアレルギーをもつ人はNG??

魚アレルギーの人は、魚油から産まれたDHA・EPAサプリを摂取することはできるのだろうか??という疑問があります。

DHA・EPAは中性脂肪・悪玉コレステロールの減少や血栓予防、記憶力向上などの様々な良い効果をもたらすとされています。
DHAやEPAを豊富に含む魚のアレルギーを持った人は摂取することができないのでしょうか??

日本人の約5%が魚アレルギーだそうです。
しかし、魚アレルギーは魚そのものに対してではなく、魚の筋肉に含まれるバルブアルブミンというたんぱく質の一種が原因です。

DHA・EPAサプリに使われている魚油は、魚の筋肉から抽出されていないのでバルブアルブミンが含まれ無いので摂取することは可能です。

でも、アレルギーを引き起こす成分が含まれていなくても、心配な人もいますよね?
DHA・EPAサプリには魚以外の成分 オキアミから抽出された「クリルオイル」から作られたものもあるので、魚アレルギーの人はそちらが安心です。

まとめ

DHA・EPAは花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を誘発する、ケミカルメディエイターの産生をコントロールし、症状を緩和させてくれます。

魚嫌い・魚離れが進む一方で増えるアレルギー疾患。DHA・EPAサプリで緩和・予防できることに期待したいですね!