授乳中のお母様方は、赤ちゃんの栄養を考えて自分の食事にも気を使っている人が多いでしょう。赤ちゃんに有効な成分があったら、是非とも取り入れたいと考えていることが普通ではないでしょうか?
ここで、DHAやEPAをとると、赤ちゃんにもよい効果が期待出来ます。
授乳中にDHAやEPAサプリを摂るときには、少し注意点もあります。
そこで今回は、DHAやEPAのサプリが赤ちゃんに与える影響と正しい飲み方について、解説します。

授乳中にはDHA・EPAを摂ったほうが良い?

そもそも、授乳中にはDHAやEPAを摂った方が良いのでしょうか?
DHAやEPAは、青魚などに多く含まれている成分で、必須脂肪酸と呼ばれているものです。有名なのは血液サラサラ効果などであり、中性脂肪が気になる人や中高年が飲んでいるイメージも強いです。
ただ、DHAやEPAは中高年だけのものではありません。
授乳中にDHAやEPAを摂ると、お母さんの健康に役立ちます。
妊娠中は、どうしても食欲がわくので、たくさん食べ過ぎて太ってしまう人が多いですし、ストレスから食べ過ぎて中性脂肪が増えてしまっているケースもあります。
ここで、DHAやEPAには中性脂肪や悪玉コレステロールを減らして血液をさらさらにする効果があるので、お母さんの体調管理に役立つのです。

参考:DHA・EPAサプリには中性脂肪を下げる効果があるの?

お母さんが健康であることは、赤ちゃんの健康にもつながります。
また、DHAやEPAには美容効果もあります。血流が良くなることで、肌荒れや肌の老化などを抑制することができます。赤ちゃんに栄養を摂られがちなお母さん方には強い味方となります。
このように、DHAやEPAは、授乳中のお母さんにおすすめの成分です。妊娠中にも摂った方が良いと言われるDHAやEPAですが、授乳中も引き続き飲むことがおすすめです。

参考:DHA・EPAサプリは妊活中や妊娠中の女性にも人気?その理由とは?

母乳のDHAは赤ちゃんにどんな効果が?

DHAは赤ちゃんに必要な成分

授乳中のお母さんがDHAやEPAを摂ると、母乳を通じて赤ちゃんにもそのDHAやEPAが届きます。ここで、DHAは、赤ちゃんにとても大きな影響を及ぼします。
EPAは、血液脳関門という脳の入り口を通り抜けることができないのですが、DHAはそれが可能です。脳に入ることができる成分はとても少ないのですが、DHAはそれができる数少ない成分の1つです。
そこで、人間の脳にはたくさんのDHAが存在しています。特に、記憶を司る海馬の部分にDHAがたくさんあってはたらいています。そこで、DHAをたくさん摂ると、記憶力アップや物忘れ防止に役立つと言われています。

参考:DHA・EPAサプリは記憶力アップや集中力アップに効果があるの?

また、DHAは、神経伝達物質の働きを助ける役割もします。
神経伝達物質が活発に働くと言うことは、脳が活性化するということなので、学習効果などが高まります。
赤ちゃんは、どんどん脳が発達する段階にあるので、当然、DHAは赤ちゃんにとっても必要な成分です。特に、DHAやEPAは人間が自分の体内で作り出すことができず、食べ物から摂るしかないので、赤ちゃんの場合には、お母さんの母乳かミルクから摂るしかありません。

実際、赤ちゃんの粉ミルクにDHAが入っていることも多く、粉ミルクの成分をよく見ると、「DHA入り」などと書いてあることも多いです。
このように、DHAは赤ちゃんにとっての有効成分であると考えられています。
そこで、授乳中の人は、赤ちゃんに必要なDHAを供給するためにも、積極的にDHAを摂る必要があるのです。

赤ちゃんへの効果は実験でも明らか!

赤ちゃんへのDHAの効果については、実験も行われています。
ある実験では、授乳中のお母さんをグループ分けして、1つのグループのお母さんにはDHAを摂取させ、もう1つのグループではDHAを摂らせないようにしました。そして、赤ちゃんが18ヶ月になったときに、赤ちゃんの運動能力の発達度合いと行動情緒の発達度合いを調べたのです。そうすると、DHAを摂取したお母さんのグループの子どもの方が、運動発達でも行動情緒においても、より優れているという結果が出ました。
このように、赤ちゃんにDHAがよい影響を与えることは、実験結果からも明らかにされています。
赤ちゃんに積極的にDHAを与えると、将来の子どもの脳の発達にも影響があります。
生後4週間時におけるDHAレベルが高いと、その子どもが5〜6歳になったときに脳が高度に発達しやすいというデータもあります。
このように、子どもの将来のことを考えても、やはり授乳中のお母さんが積極的にDHAを摂る必要があります。

青魚からDHA・EPAを摂る場合は水銀に注意

それでは、授乳中のお母さんがDHAやEPAを摂るとき、どのような方法でとるのが良いのでしょうか?
DHAやEPAは、典型的には青魚に多く含まれています。とくに多いのはマグロやカツオ、イワシなどです。
ただ、マグロなどの魚からDHAやEPAを摂るときには、注意が必要です。天然の青魚には、微量の水銀が含まれていることがあります。量が少ないので、大人にはさほど影響がないことも多いですが、小さくて未発達な赤ちゃんは違います。
母乳から入ってきた少しの水銀が赤ちゃんに重大な影響を与えてしまうおそれもあります。ただ、市販の青魚の中に、どれだけ水銀が含まれているのか、また含まれていないのかについては、外からは全くわからないことです。そこで、赤ちゃんのために安全を期したいなら、できれば授乳中には青魚を食べない方が良いかもしれません。

参考:DHA・EPAは魚で摂る?サプリで摂る?どっちがオススメ?

DHAやEPAはサプリで摂ろう!

そうなると、DHAやEPAを何からとったら良いのか、という話になります。ここでおすすめしたいのが、DHAやEPAのサプリです。
厚生労働省によると、人間が1日に必要とするDHAやEPAの量は、1000mgとされています。妊娠中や授乳中の場合には、赤ちゃんと栄養を分け合う形になるので、1日の必要量が増えて1800mgくらいになります。

そして、DHAやEPAのサプリを摂ると、製品にもよりますが、だいたい300mg~700mgくらいの有効成分を摂ることができるので、効率的にDHAやEPAを摂ることが出来ます。また、通常これらのサプリには水銀などの有害成分は含まれていません。
サプリにはいろいろな種類があります。赤ちゃんにやさしい成分配合となっていて、妊娠中や授乳中のお母さんにおすすめのものもあるので、是非とも利用すると良いでしょう。
赤ちゃんの脳の発達効果を考えるなら、EPAよりもDHAがたくさん入っているタイプのサプリを選ぶことをおすすめします。

授乳中に飲めないDHA・EPAサプリもある?

授乳中に効果的に赤ちゃんにDHAやEPA(特にDHA)を届けるためにはサプリが効果的ですが、授乳中には飲めないサプリもあるので、注意が必要です。

サプリには、DHAやEPA以外にもいろいろな成分が入っているので、赤ちゃんにとって良くないものや強すぎる成分が入っているものがあります。
このようなサプリには、「妊娠中、授乳中、小児は服用しないで下さい」などと書いてあります。そこで、DHAやEPAのサプリを選ぶときには、これらの注意書きの部分をよく読んで、授乳中の服用が禁止されているものは飲まないことが必要です。
また、DHAやEPAのサプリには、水銀検査が行われていないものもあるので、これがきちんと実施されているものを選びましょう。
DHAやEPAがどのような工場で生成されているかも重要です。工場生成過程が一定基準を満たしている場合、GMP認証を受けていることがあります。GMP認証とは、安全であることが関係機関に認証されている工場のことです。
このような工場で生成されているものは赤ちゃんが摂っても安心感があります。

まとめ

今回は、授乳中のお母さんにDHAやEPAサプリがおすすめな理由をご説明しました。
DHA・EPAの中でも、特にDHAは赤ちゃんの脳の発達に必須の成分です。授乳中のお母さんは、特にたくさん摂る必要があります。ただ、青魚から摂ると、水銀を取り込む危険があるので、サプリで摂るのがおすすめです。
サプリも、授乳中にはおすすめでないものがあるので、選ぶときに注意が必要です。
今回の記事を参考にして、赤ちゃんに有効なDHA・EPAサプリを摂って、赤ちゃんが健全に成長出来るようにしましょう。