DHA・EPAは脳や血管、脳、視覚などに効果効能がある栄養素ということは多くの人がご存知でしょう。

DHAは唯一、脳まで到達できる貴重な栄養素。
脳細胞には多くのDHA含まれ、脳細胞膜を柔らかくするなど、維持・修復にも重要な働きをもっています

DHA・EPAは人間だけでなく、犬や猫にも必要な栄養素でもあるのです!

犬や猫も認知症になる??

犬や猫などペットも家族として大切にされています。

犬や猫の健康を考えた専用のフードや、適切な飼育方法などの情報提供などによる飼育環境の向上、健康診断、高度医療、ペット保険など動物医療の発達、犬や猫にとっても暮らしやすく長生きできる環境が整っていることもあり、ペットの平均寿命も伸びてきました。

現在、犬の平均寿命は14.17歳、猫は14.82歳。
30年前と比較すると倍くらい寿命が長くなってきているのです。

いつからシニア(高齢犬・高齢猫)??

犬の年齢は小型犬・中型犬・大型犬など体格差で異なります。

小型犬・中型犬は、生後2年で人間年齢24歳になり、3年目以降は1年に4歳ずつ歳をとります。
大型犬は、生後1年で12歳。2年目以降は1年に7歳ずつ歳をとっていきます。

シニア犬と呼ばれる年齢は、小型・中型犬で10歳前後、大型犬で7歳頃と言われます。
人間年齢で数えると54歳から60歳です。

猫の年齢は2歳で人間年齢24歳。小型犬・中型犬と同じく2年目以降は1年で4歳ずつ歳をとっていきます。
老猫と呼ばれるのも10歳前後。人間年齢で数えると56歳くらいです。

ペットの高齢化で認知症も増えてきた?

ペットも高齢化が進み、私達人間と同じように認知症の発症も増えてきました。
犬や猫を飼った経験がある方は知っているかもしれませんが、犬や猫も歳をとると脳や身体も老化で衰えていきます。

犬には認知症になりやすい犬種があります。
最も発症しやすいのが柴犬で、日本犬がなりやすい傾向にあります。

他には、トイプードルやヨークシャテリア、チワワのような超小型犬は、最も平均寿命15歳以上で寿命が長い分 認知症の発症率も高いようです。(猫はなりやすい種類とかはないそうです)

犬の認知症の症状

  • 同じ位置でグルグル周り続ける
  • 食欲が増える(もしくは失くなる)
  • 以前好きだったものに興味がなくなる
  • 攻撃的になる
  • 視覚・聴覚が衰え、反応が鈍くなる(もしくは過敏になる)
  • トイレや芸を忘れ、排泄に失敗するようになる
  • 飼い主のことが分からなくなる
  • 夜鳴きをするようになる
  • 昼夜逆転してしまう

猫の認知症の症状

  • 自分がどこにいるのか分からなくなる(見当識障害)
  • 同じところを回り続ける
  • 食事をしたことを忘れてしまう(食事することを忘れてしまう)
  • 時間帯に関係なく大きな鳴き声を出す
  • トイレの場所などを忘れてしまい、トイレに失敗してしまう
  • 攻撃性が増す(飼い主や家具、時には自分も傷つけてしまう)
  • 警戒心や恐怖心が増す(ブラッシングや爪切りなど今まで平気だったことにも威嚇する)
  • 人間や他の動物に対して興味がなくなり、1日中寝ている

ペットの認知症治療と予防法

認知症の治療は、薬物療法と食餌療法がメインです。

薬物療法

薬物療法といっても、認知症は一度発症したら完治はしません。症状を軽減させたり、進行を遅らせるための治療になります。

脳内にドーパミンをの生成量を増やす薬が認知症を軽減させる効果があるといいます。
認知症が進行して夜鳴きや徘徊が増えてきたら、飼い主さんの負担を軽くするために鎮静剤・麻酔薬が使われることもあるようです。

食餌療法

抗酸化食品を摂取させる!のが効果的だそうです。

認知症は、脳内の過剰な酸化が原因ともいわれます。
認知症発症のメカニズムは、酸化する時に発生する副産物 アミロイド(タンパク質)が脳内に蓄積されていくことで発症します。

脳の酸化を抑制するために、抗酸化作用のある食品を積極的に摂取することが有効と考えられています。

抗酸化症のある食品は、ブロッコリーやほうれん草、にんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜やリンゴ、ゴマなどです。
アボカドやカカオ、ニンニクなども豊富に含まれていますが、ワンちゃん・猫ちゃんにはNGな食べ物なので与えてはいけません。

最近は、抗酸化作用を配合したフードやペット用のDHAサプリメントもあり、毎日の餌に混ぜてあげることで、症状の改善や予防にも繋がります。

認知症の予防

シニア期に入ったら、認知症の予防を始めましょう!
日常生活や栄養面を少し気をつけるだけで、発症を遅らせたり防ぐことができるそうです。

  • 日光浴
  • 毎日、日光を浴びさせてあげることで、体内時計をリセットさせて昼夜の逆転を防止します。

  • 生活に刺激を与える
  • 外に出てニオイを飼いだり、お友達との交流をさせてあげることも良い刺激になります。
    お散歩コースをいつもと変えてみるなどの変化を与えることも◎

    また、おやつや餌が入る知育おもちゃを使って遊ばせたり、一緒に遊んであげることも大切です。

  • 餌にDHA・EPAをプラスする
  • DHA・EPAは、脳を活性化させる作用、血液をサラサラにしたり、高脂血症を予防するなど様々な病気や認知症の予防になるので、シニア期に入ったら積極的に与えたい栄養素です。

    DHA・・EPAをが配合されたフードでも、サプリメントをプラスすると、効果的に摂取することができます。

  • 定期的に通院する
  • 動物病院で定期検診することも、認知症の早期発見に繋がります。
    予めかかりつけの病院があると、変化に気づきやすくなります。

ペットに与えるDHA・EPAの効果

DHA・EPAはペットにどのような効果を与えるのでしょう??

認知症の予防・改善
DHA・EPAには認知症を発症させる原因となる活性酸素を抑制する抗酸化作用があり、また脳へ直接届くことができるので、脳細胞や脳の働きを良くして、認知機能を向上させる効果があります。

視力改善
老化による視覚機能の低下や視力回復にも効果

健康的な皮膚・被毛の維持
アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の改善や、被毛のツヤ、毛並みの良さにも影響します

関節炎
抗炎症作用による、関節炎の症状緩和

他にも、心臓や腎臓、血液の疾患などの予防にも役立ちます。
予防のためには7歳を過ぎた頃から摂取をはじめると良いようです。

DHA・EPAを与える場合の注意点

DHA・EPAをペットに与えるときの注意点です。

DHA・EPA=魚をイメージする人が多いと思います。
猫ちゃんは、魚を食べるイメージもありますし、フードにも魚由来のものが多いです。
ワンちゃんに魚を与えてもいいの?という疑問すら湧くかもしれませんが、ワンちゃんも魚はOKです!!

しかし、犬に魚を与える場合にはいくつかの注意点があります。

魚の内臓にはビタミンB1を壊す酵素が多く含まれていて、生魚を大量に与えるのは避けたほうがいいでしょう。

加熱することでこの酵素は機能を失くしますが、加熱調理した魚はDHA・EPAの含有量が半減してしまいます・・・
小骨が食道に刺さってしまう可能性もあるので、魚を調理して与える場合はきちんと骨を取り除いて挙げないといけません。

また、体内でDHA・EPAへ変換することができるαリノレン酸を含む食品に関しては、犬の祖先が肉食のため、αリノレン酸をDHA・EPAに変換する代謝酵素をほとんど持っていないので摂取効率は悪いです。

変換する必要のない魚油のDHA・EPAサプリを摂取するのが、最も効率が良いと言えます。

まとめ

ワンちゃんや猫ちゃんにとってもDHA・EPAがとても良い効果を与えることがわかりました。

認知症になったペットの介護や世話は大変で、飼い主にも大きな負担を与えます。
また、ワンちゃんや猫ちゃん自身も元気に長生きできることが理想的です!

認知症や様々な病気を予防する効果があるDHA・EPAを積極的に摂取させてあげたいものです。